『美しいキモノ』の最新号(2022年春号)を見たら、奄美大島紬の特集が組まれていた。「伝統の龍郷柄がモノトーン感覚の幾何学模様として、いま人気復活中!」という。
実は10日ほど前に、大島紬の展示会に行ってみて、龍郷柄をモダンいアレンジしたきものをたくさん見てきたばかり。それまでは、龍郷柄っていかにも古くさい大島って感じがして苦手だったのだが、おしゃれに進化しているな、と思ったばかりだったので、『美しいキノモ』の特集は納得の記事だった。
展示会でちょっと当ててみたのはこれ。
仕事が順調にあるなら買ってしまったかもしれないけど、残念ながら今は無理。
会場に広報大使?的な役割で近藤サトさんがいらしていたので、一緒にお写真を撮らせていただいた。(正面からとった写真もあったはずなのだけれど、見つからない)
気づけば、近藤サトさんがお召しのお着物も『美しいキモノ』に掲載されたいたものだ。
美紀大島さんの「赤椿」。この反物も展示されていて、反物だけ見たときは興味を抱かなかったのだけれど、近藤さんの着姿みたらすっごく素敵だった。やっぱり着物は当ててみないとわからない。
楽しい目の保養のひと時だった。
今朝、テレ朝のニュース番組(とは言い難いと常々思っている)を聞き流していたところ、「被害が発覚しました」という声に手が止まった。
ニュースの内容は、大阪・ミナミの法善寺の石像のこけがはがされていることがわかったというもの。それを「苔が剥がされる被害が発覚した」と伝えていた。
最近はメディアの劣化が著しいが、それは言葉の使い方でも感じるところだ。
そういえば、先日、夫がオンライン会議で
「不具合が発覚?って、お前、知っていて隠していたのか?」
と、PCの向こう側の人を怒っていたのだが、「発覚」の意味をちゃんと知っていれば上司の怒りを買うこともないのに、と思ったばかり。もっとも、夫は相手が誤用していることを承知でわざと怒ってみせたのだが。
ことばの意味や使い方は時代とともに変わるとはいえ、「発覚」については今のところ、私が知っている意味から広がってはいないようだ。
もう、1週間以上も経ってしまったけれど、国立能楽堂の定例公演を鑑賞した。
狂言は『文荷』、能は『千手』。
『千手』は、一の谷の合戦で源氏に捕らえられ、死を待つばかりの清盛の四男、重衡と、重衡を慰めるために頼朝に遣わされた遊里の長の娘、千手との一夜のお話。
出家の願いがかなわず意気消沈し、自らの罪業を悔やむ重衡が、千手の思いやりに次第に心を開いていく情感を表現した曲である。重衡の心の中を覗く心理劇のような能だった。 世阿弥に代表される複式無限とは全く趣の違う現在能と呼ばれ種類の曲だ。 作者は金春禅竹。世阿弥の娘婿だそうだ。 場面が変わらない一条物で、前シテ、後シテというのがなく、通しで千手がシテ。でも、千手はワキのような役割にも思える。序の舞の後、重衡と千手が肩を触れ合ってすれ違う場面は、二人の契りを表しているのかもしれない。 謡と舞を中心に静かに進行する作品だった。 そして、この日の装い。 西陣宮田織物さんの縫取りお召しに 墨流しの袋帯 マスクが嫌に目立って残念 (;´д`)
以前このワインを飲んで日本にもこんなおいしいピノ・ノワールがあるんだ、と感激したことを思い出して、また買ってみた。
一昨日は、夫が鉄男くん仲間とオンライン飲み会をするというので、ちょっともったいない気もしたけれど、開けて一緒に飲むことにした。
紅茶(?)やスパイスの香りとタンニンが印象的。けれど、果実味は前に飲んだ時ほど感じられず、感動もなかった。ヴィンテージの違いなのか、料理のせいなのか、体調のせいなのか……。おいしくはあるのだけれど。因みに、前に感動したのは2017年のピノ。
ところで、オンライン飲み会というのは、共通の趣味を持った人同士や、仲良し同士だと、盛り上がって楽しいもののようだ。夫が画面の向こう側の友人たちと話しているのは、休日になると作業している鉄道模型のことだった。その楽しそうな様子がうらやましく思えた夜だった。
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